コラム

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妊娠中のギックリ腰

皆さん、こんにちは。

レディアス長崎の高崎です。

今回は妊娠後期に起きた『ギックリ腰(=急性腰痛)』についてお伝えします。

皆さんはギックリ腰と聞いてどんなイメージを持ちますか??

前かがみで重いものを持って痛めた

くしゃみをして痛めた

咳をして痛めた

起床時に痛めた

などなど発生機序は様々です。

しかしマタニティに特化して言うと、『お腹が大きくなることでの骨盤の歪み』に原因がある事が多いです。

それも妊娠後期に圧倒的に多いです。

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(妊娠後期の胎内)

 

Aさんは、30代後半、4回目の妊娠。

出産予定日の一週間前に初めてのギックリ腰を発症。

歩くのもやっとで、大きなお腹を抱え冷汗をかきながら来店。

検査したところ骨盤に歪みが有り、Aさんの原因は椎間板の損傷でした、、、。

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(正面から見た腰の骨、骨と骨の間にある黄色ぽいのが椎間板)

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(右側面から見た腰の骨)

 

対処の仕方としては、

椎間板が損傷している箇所をナーボスコープ(=温度計)で検査し、損傷部位を特定。

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(ナーボスコープ)

 

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(検査風景 ※これを腰の部分で行います)

 

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特定した損傷部位の椎間板を挟んでいる『骨と骨※赤色の部分』を軽く広げるだけ。

 

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広げる方法は無痛調整ベッドを使用。

このベッドはお腹への圧迫は皆無で、マタニティの方でも安心してケアが可能。

 

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また電動で動きますので、お腹が大きく且つ腰が痛くても、ベッドへの乗り降りは楽ちん。

 

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上記のようにして骨と骨を無痛で広げることにより、損傷した椎間板への圧迫がなくなり、瞬時に痛みから解消。

Aさんは笑顔でスタスタと歩いて帰られました😀

翌日、翌々日と来店してもらい、再度広げる処置を行い、

3回のケアで普通分娩にて無事に出産されました。(※痛みで力めなかった場合は、帝王切開も視野に入れていたとのこと)

実はAさんはこれまで産後ケアをしたことが無く、これまで3回の出産で骨盤が開きっぱなしになっていました。

その後、Aさんは無事産後ケアを終わられ、身体の回復も早まり、現在は身体に不調なく子育てされてます。

 

最後に妊娠後期でギックリ腰を起こさないためには、妊娠初期、中期からの骨盤ケアに限ります。

痛くなってからケアするのではなく、

痛くならないように事前にケアしておく。これがベストコンディションで出産に望める秘訣となります!

マタニティの方は、ご自身の骨盤チェックを事前にしておくと安心ですよ。

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