「長時間座っていると腰が重い」
「立ち上がる瞬間に腰が固まる」
「夕方になると腰が伸びない」
デスクワークをしている方の多くが、
“何もしていないのに腰がつらい” と感じています。
しかしこの腰の不調、
実は 腰そのものが悪いケースは少ない のです。
■ 腰は「支える場所」ではない
まず大切な前提があります。
腰(腰椎)は、本来そこまで頑張る構造ではありません。
体を支える役割の中心は、
骨盤
股関節
体幹(腹圧)
腰はそれらを つなぐ通過点 に過ぎません。
しかしデスクワークでは、
この役割分担が崩れやすくなります。
■ デスクワーク姿勢が腰を壊す仕組み
長時間の座位姿勢では、
骨盤が後ろに倒れる
もしくは過度に反る
腹圧が抜ける
この状態になると、
腰が体を支える“柱役”を強制されます。
結果として、
脊柱起立筋の過緊張
腰椎への圧迫増加
可動域の低下
が起こり、
腰に違和感や痛みが出てくるのです。
■ 反り腰タイプと丸腰タイプの落とし穴
デスクワーカーの腰痛は、
大きく2タイプに分かれます。
① 反り腰タイプ
胸を張りすぎる
腰を常に反らして座る
一見、姿勢が良さそう
しかし実際は、
✔ 腹圧が使えていない
✔ 腰だけで支えている
ため、
腰椎に負担が集中 しています。
② 丸腰タイプ
骨盤が後傾
背中が丸くなる
だらっと座る
このタイプは、
✔ 腰が引き伸ばされ続ける
✔ 筋肉が防御的に固まる
ことで、
重だるさ・動かしづらさ が出やすくなります。
■ 「腰を揉むと楽」でも戻る理由
腰がつらいと、
マッサージ
湿布
ストレッチ
でその場は楽になります。
しかしすぐ戻るのは、
腰が原因ではないから です。
骨盤が安定せず、
腹圧も入らない状態では、
腰はまた支え役を続けるしかありません。
■ 腰痛と股関節・腸腰筋の関係
デスクワークが続くと、
股関節がほとんど動かなくなります。
特に硬くなりやすいのが、
腸腰筋
大腿前面
これにより、
骨盤が前後に引っ張られる
腰椎の動きが制限される
結果として、
腰に違和感が出やすくなる のです。
■ からだラボ整体院NAGASAKIの考え方
当院では腰痛に対して、
「腰をどうにかする」
という発想はしません。
必ず確認するのは、
骨盤が安定しているか
腹圧が使えているか
股関節が動いているか
これらが整うことで、
✔ 腰が支える役割から解放
✔ 動作が楽になる
✔ 座り続けても疲れにくい
という変化が起こります。
■ 腰の不調を放置すると起こること
デスクワーク腰痛を放置すると、
ぎっくり腰を繰り返す
慢性腰痛化
股関節・膝への負担増大
につながるケースもあります。
「ただの疲れ」
で終わらせないことが重要です。
■ 今日からできる意識の変え方
まず意識してほしいのは、
❌ 背筋を伸ばす
ではなく
⭕ 「お腹に軽く圧が入っているか」
力みすぎない
息が止まらない
腰に力を入れない
この感覚を覚えるだけでも、
腰の負担は大きく変わります。
■ 次回予告:第5弾「腕・肘・手首編」
次回は、
「デスクワークで腕がだるくなる理由」
「肘や手首の痛みはどこから始まるのか」
について解説します。
腰が不安定な人ほど、
腕に負担が集まりやすいのです。
📍 からだラボ整体院NAGASAKI
長崎市築町5-17 磯部ビル2F
📞 095-895-8864
🌐 公式HP
https://karadalabo-seitai-nagasaki.com
💻 オンライン予約
https://karadalabo-seitai-nagasaki.com/yoyaku/
コメント