はじめに
ゴルフは年齢を問わず楽しめる生涯スポーツですが、繰り返しのスイング動作や長時間のラウンドにより、腰や臀部(おしり)に大きな負担がかかることがあります。特に 女性ゴルファー の方からは、
「ラウンド中や翌日に臀部の鈍い痛みや強張りを感じる」
「長時間歩いた後やカートから降りた時にしびれが走る」
「ショットの後、腰からお尻にかけて重だるさが抜けない」
といったお悩みを多く伺います。
本記事では、臀部の痛み・強張り・しびれ・鈍痛が起こる原因を解説し、さらにご自宅でできる セルフケア方法 を紹介いたします。ゴルフを長く楽しむために、ぜひ参考にしてください。
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臀部の痛み・しびれが起こる主な原因
① ゴルフ特有のスイング動作
ゴルフのスイングは、下半身の安定と上半身の回旋が組み合わさる複雑な動きです。特に女性は骨盤の構造上、腰やお尻周りの筋肉(梨状筋・中臀筋など)に負担が集中しやすく、繰り返しのスイングによって筋肉が硬直し、強張りや鈍痛につながります。
② 長時間の立位・歩行
ラウンド中は数時間にわたり立ち続けたり歩き続けたりします。その結果、臀部の筋肉が常に緊張し、血流が滞りやすくなり、だるさやしびれが出現します。
③ 梨状筋症候群の可能性
お尻の奥にある「梨状筋」が硬直すると、その下を通る 坐骨神経 を圧迫し、臀部から太ももにかけて しびれ感や痛み が広がることがあります。ゴルファーに多い症状の一つです。
④ 姿勢・フォームの乱れ
スイング時に腰を反りすぎる
片足重心になりやすい
猫背でアドレスに入っている
こうしたフォームの乱れは臀部に余計なストレスをかけ、痛みを悪化させます。
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セルフチェックリスト|あなたの臀部の痛みタイプは?
次の項目をチェックしてみてください。該当するものが多いほど、臀部の筋肉や神経に負担がかかっている可能性があります。
✅ ラウンド中、スイングの途中でお尻にピキッと痛みが走る
✅ 長時間歩いた後、臀部がズーンと重だるい
✅ 座っているときにお尻がしびれる
✅ 寝返りの際に臀部が突っ張る
✅ 太ももの裏やふくらはぎにまで違和感が広がる
3つ以上当てはまる場合は、セルフケアと専門的な施術の両立が望ましいです。
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女性ゴルファー向けセルフケア方法
① 臀部ストレッチ(梨状筋ストレッチ)
1. 仰向けに寝て、右足を左足の太ももにクロスするように置く
2. 両手で左太ももを抱え、胸に引き寄せる
3. お尻の奥が伸びる感覚を味わいながら30秒キープ
4. 反対側も同様に行う
➡️ 梨状筋の緊張を和らげ、神経圧迫によるしびれ感を軽減します。
② お尻ほぐし(テニスボールマッサージ)
1. テニスボールを床に置き、その上にお尻を乗せる
2. 痛気持ちいいポイントを探し、ゆっくり体を揺らす
3. 片側2分程度、左右行う
➡️ 自分では届きにくい深層の筋肉をほぐせます。
③ 股関節ストレッチ(ハムストリング・内転筋の柔軟性アップ)
股関節の柔軟性が低下すると、スイングで臀部への負担が増大します。
開脚や前屈ストレッチを取り入れ、下半身全体のバランスを整えましょう。
④ ゴルフ前後のウォームアップ&クールダウン
ラウンド前:股関節回し、軽いスクワット、肩甲骨回し
ラウンド後:臀部ストレッチ、太もも裏のストレッチ
➡️ 特にラウンド後のケアを習慣にすることで、翌日の強張りが軽減されます。
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患者様の声
【50代 女性ゴルファー/臀部の鈍痛としびれ】
「月2回ラウンドに行くのですが、帰宅するとお尻がズーンと重く、座るのもつらいほどでした。テニスボールを使ったセルフケアを教わってからは、ラウンド後の疲労感が全然違います。整体で施術してもらった後は、スイングがスムーズで飛距離も伸びました!」
【40代 女性ゴルファー/臀部の強張りと腰の違和感】
「アドレスからフィニッシュまで、いつも左のお尻に違和感がありました。整体で骨盤と股関節を整えてもらった後は、スイングの再現性が高まり、ミスショットが減りました。『お尻が使える感覚』がわかるようになったのが大きな変化です。」
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まとめ
ゴルフを楽しむ女性にとって、臀部の痛み・強張り・しびれ・鈍痛は決して珍しいものではありません。しかし、放置すると「慢性的な坐骨神経痛」や「腰痛」に発展する可能性があります。
原因は筋肉の硬直・フォームの乱れ・神経圧迫
セルフケア(ストレッチ・ボールマッサージ)が効果的
専門的な整体施術で根本改善を図るのが最善
ゴルフを長く楽しむために、日々のケアと正しい体の使い方を意識していきましょう。
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📍 からだラボ整体院NAGASAKI
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