はじめに
60代に入り、長年続けてきた立ち仕事によって「腰の痛みや張り感」に悩む女性はとても多いです。
若い頃は多少の無理がきいても、年齢と共に「疲労の蓄積」「筋力の低下」「姿勢の崩れ」が重なり、次第に慢性的な腰の症状へとつながっていきます。
今回は 実際に当院に来られた60代女性の患者様 の症例をもとに、痛みの背景・施術の経過・セルフケア、そしてご本人の声をブログ形式でご紹介いたします。
—
患者様のプロフィール
年齢:60代女性
職業:立ち仕事(販売業・週5日勤務、1日7〜8時間)
主訴:腰の痛み・腰部全体の張り感
発症経緯:
40代後半から「夕方に腰が重だるい」と感じ始める
50代後半からは、朝起きた時にも腰が伸びにくい
最近は「長時間立っていると腰から背中にかけて板のように硬くなる」
既往歴:軽度の高血圧(服薬中)、整形外科で「年齢による腰の変形はあるが手術の必要はなし」と診断済み
—
初回来院時の状態
腰部(特に腰椎〜仙骨周囲)の筋肉が強い緊張状態
前屈・後屈の可動域が著しく低下
お尻から太もも裏の筋肉も硬く、骨盤の動きが制限されていた
ご本人の言葉:「朝から晩まで立ちっぱなしで、夕方になると腰が石のように固まって動けなくなる。湿布や市販の鎮痛薬ではごまかせなくなってきた」
—
腰の痛み・張り感が起こる原因
1. 長時間の立ち仕事
同じ姿勢で立ち続けると、腰椎周囲の筋肉が常に緊張し、血流が悪くなります。特に販売・接客などの立ち仕事は「歩き回る動作」が少ないため、余計に腰部への負担が大きくなります。
2. 加齢による筋力低下
60代に入ると、自然に背骨を支える筋肉(インナーマッスル)が衰えていきます。その結果、腰の外側の筋肉に負担が集中し、痛みや張りを感じやすくなります。
3. 骨盤・背骨の歪み
長年の生活習慣で骨盤が前傾・後傾に偏っているケースが多く、それが腰部への慢性的なストレスを生み出します。
—
当院での施術方針
からだラボ整体院NAGASAKIでは、以下の流れで施術を行いました。
1. 全身の可動域チェック
腰だけでなく、股関節・背中・肩甲骨の動きも確認。
2. 筋肉の緊張を和らげるストレッチ整体
特に腰椎周囲の筋肉・臀部・太もも裏を重点的にアプローチ。
3. 骨盤と背骨のバランス調整
左右差を整えることで、腰の一点にかかる負担を軽減。
4. 日常生活でのセルフケア指導
立ち仕事中の「重心のかけ方」「合間にできる腰伸ばしストレッチ」を実践してもらう。
—
施術の経過
初回〜3回目
腰の硬さは強かったものの、施術後は「腰が伸ばしやすくなった」と変化を実感。
4〜6回目
夕方の張り感が軽減し、「仕事帰りでも買い物に寄れるようになった」と喜ばれる。
7回目以降
腰の張りが慢性化する前に和らぎ、「朝起きた時の腰の重さ」が大きく改善。
—
セルフチェックリスト(腰部の張り感編)
ご自身でも以下の項目をチェックしてみてください。
□ 朝起きた時に腰が固まって伸ばしにくい
□ 立ちっぱなしでいると腰が板のように固くなる
□ 夕方になると腰から背中にかけて重くなる
□ 湿布や痛み止めで一時的にごまかしている
□ 腰を反らすと痛みが走る
3つ以上当てはまる場合は、慢性化が進んでいる可能性が高いため、早めのケアが必要です。
—
患者様の声
> 「60代女性・販売業」
立ち仕事を40年以上続けてきました。これまで「多少の腰痛は仕方ない」と思っていましたが、最近は朝から痛みが取れず、仕事に行くのがつらくなっていました。
整形外科では「年齢のせい」と言われただけで、具体的な改善策はなく不安でした。そんな時にこちらの整体院を見つけ、思い切って通ってみました。
施術を受けるたびに腰が軽くなり、立ち仕事をしても夕方の張りが前よりも楽になりました。特に「自宅でできるストレッチ」を教えていただけたことが大きく、今では毎日欠かさず実践しています。
腰の痛みで諦めかけていた趣味のガーデニングも再開でき、気持ちも前向きになりました。本当に感謝しています。
—
まとめ
60代女性の「立ち仕事による腰部の痛み・張り感」は、加齢や長年の疲労の蓄積が背景にあります。
しかし、適切な施術とセルフケアを組み合わせることで、腰の負担を軽減し「動けるカラダ」を取り戻すことは可能です。
「年齢のせい」と諦める前に、まずは身体を整えることから始めてみませんか?
—
ご予約・お問い合わせ
コメント