【症例ブログ】平泳ぎで平泳ぎで肩を痛めた50代男性のケース 〜水泳愛好家が再び快適に泳げるまで〜

1. 発症のきっかけ

今回ご紹介するのは、50代後半・男性の患者様です。
お仕事はデスクワークが中心で、全国を車で移動することも多く、長時間同じ姿勢でいることが日常。
普段から肩や背中のコリは感じていましたが、痛みを意識するほどではありませんでした。

そんなある日、夏の休日に友人たちと海へ出かけた際、軽い遊びのつもりで平泳ぎの競争をすることに。
ところが、泳ぎ終わった後から右肩に違和感が出始め、時間が経つにつれて痛みがはっきりしてきました。


2. 症状の特徴

ご本人が訴えた主な症状は次の通りです。

  • 肘を曲げた状態で肩を内旋すると痛い

  • 特に腕を前方に回す動作で引っ掛かり感がある

  • デスクワークや車の運転でも肩の重さを感じる

  • 入浴や就寝中も肩に違和感が残る

この「肘屈曲位での肩関節内旋時痛」は、肩関節の前方部にストレスが集中している典型的なサインです。
スポーツ、特に水泳や投球動作を行う人に多い症状です。


3. 初回来院時の状態

当院での検査では以下のような所見が見られました。

  • 肩関節の可動域低下(特に内旋と水平内転)

  • 肩甲骨の動きが硬く、胸椎の伸展可動域も制限

  • 大胸筋・広背筋・小胸筋の過緊張

  • 猫背傾向の姿勢

普段からのデスクワーク姿勢により肩甲骨の位置が前方にシフトしており、
その状態で平泳ぎの繰り返し動作を行ったことで、肩前方の筋・腱・関節包に負担が集中したと考えられます。


4. 初回施術の内容

初回は、痛みの軽減と可動域の改善を優先しました。

  • 万能ストレッチ整体で肩甲骨・胸椎の可動域改善

  • 肩関節前方の筋膜リリース(大胸筋・小胸筋・三角筋前部)

  • 棘下筋・肩甲下筋へのアプローチ

  • 体幹と肩甲骨の連動性を高める調整

施術後は肩の可動域が広がり、腕を動かす時の引っ掛かり感が軽減。
しかし、完全に痛みが取れたわけではなく、まだ可動域の終末域での違和感が残っていました。


5. 2回目以降のアプローチ

2回目からは施術に加えてセルフストレッチ指導を開始しました。
これは、日常生活の中で肩関節や肩甲骨の動きを取り戻すために欠かせないプロセスです。

指導したセルフケア

  1. 肩甲骨はがしストレッチ(胸椎伸展を伴う)

  2. 大胸筋ストレッチ(壁やドア枠を使って胸を開く)

  3. 広背筋ストレッチ(四つ這いからの体側伸ばし)

  4. 肩のインナーマッスル活性化エクササイズ(チューブ使用)

これらを1日3分〜5分、仕事の合間や入浴後に行うよう提案しました。


6. 改善経過

  • 2回目:肩の引っ掛かりが軽減。日常生活での痛みが半減。

  • 3回目:内旋動作での痛みがほぼ消失。肩が軽くなり、運転時も快適。

  • 4回目:セルフストレッチの習慣化により、再発の不安が減少。


7. 今回のケースから分かること

肩関節の痛みは、痛みの出ている場所だけを施術しても不十分な場合が多く、
肩甲骨・胸椎・体幹の連動性を回復させることが重要です。

また、デスクワークや車の運転など、日常的に肩が前に出る姿勢は肩の構造に負担をかけ続けます。
そのため、施術と同時に正しい姿勢と肩の使い方を身につけるセルフケアが再発予防のカギになります。


8. 同じような症状でお困りの方へ

  • 水泳、テニス、野球など肩を酷使するスポーツをしている

  • デスクワークや長時間運転で肩が固まっている

  • 腕を動かすと引っ掛かるような違和感がある

  • マッサージや湿布だけでは改善しなかった

こういった症状は、からだラボ整体院NAGASAKIにご相談ください。
当院は、万能ストレッチ整体 × 鍼灸 × パーソナルトレーニングを組み合わせ、
痛みの改善から再発予防までトータルでサポートします。


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