はじめに
妊娠中はお腹が大きくなることで姿勢が変化し、腰痛や股関節痛と並んで「肩関節の痛み」や「可動域の減少」を訴える方が多くいらっしゃいます。
「腕を上げると痛い」「洗濯物を干すと肩が引っかかる」「抱き枕を使うと肩が詰まる感じがする」など、日常生活に大きな影響を与えることも少なくありません。
本記事では、マタニティ期に起こりやすい肩関節の痛みと可動域制限の原因、そのセルフチェック方法、当院での施術アプローチ、そして実際にご来院いただいた妊婦さんの声をご紹介いたします。
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マタニティ期に肩関節の痛みが起こりやすい理由
1. ホルモンバランスの変化
妊娠中は「リラキシン」というホルモンが分泌され、靭帯や関節が緩みやすくなります。
これは出産に向けて骨盤を開くための自然な働きですが、同時に肩関節や肩甲帯周囲の安定性も低下し、炎症や動作の引っかかりが生じやすくなります。
2. 姿勢の変化
お腹が前に出ることで背中が反り、バランスを取るために肩が前方へ巻き込みやすくなります。
この「巻き肩」姿勢が続くと肩甲骨の可動が制限され、肩関節に過度の負担がかかりやすくなります。
3. 血流・リンパの滞り
妊娠中は血流やリンパの流れが変化し、浮腫や筋肉の張りが強くなりやすい状態です。肩周囲の循環が滞ることで「重だるさ」や「動かしにくさ」につながります。
4. 精神的ストレス・睡眠不足
妊娠中の不安や眠りの浅さも、肩関節周囲の筋緊張を高め、痛みを助長する要因になります。
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マタニティ期の肩関節痛セルフチェックリスト
以下に当てはまる項目が多い方は、肩関節周囲に過剰な負担がかかっている可能性があります。
✅ 腕を横から上げると90度くらいで引っかかる
✅ シャンプーや髪を結ぶ動作がつらい
✅ 夜中に肩の痛みで目が覚めることがある
✅ 腕を後ろに回す(エプロンを結ぶなど)が難しい
✅ 洗濯物を干す、料理の動作で肩が重い
✅ 妊娠前よりも肩が凝りやすくなったと感じる
✅ 肩だけでなく首や背中にも張りを感じる
3つ以上当てはまる場合は、早めのケアをおすすめいたします。
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当院の施術アプローチ(マタニティ整体)
からだラボ整体院NAGASAKIでは、国家資格保有者が「妊娠中の安全性」を最優先に施術を行います。
1. 姿勢評価と動作確認
肩関節の可動域テスト
巻き肩や猫背姿勢のチェック
妊婦さん特有の骨盤・背骨バランスの確認
2. やさしい手技による調整
強い刺激を避け、筋膜リリースやストレッチで肩周囲の緊張を緩和
横向きや座位を中心に、妊婦さんが安心して受けられる体勢で施術
3. 全身の血流改善
肩だけでなく、背中・骨盤・下肢の循環も促進し、全身的にリラックスできる状態へ
4. セルフケア指導
自宅でできるタオルストレッチ
姿勢を整える呼吸法
就寝時の枕・クッションの使い方
これらを組み合わせることで、肩の可動域改善とともに、妊婦さん特有の疲れやすさの軽減を目指します。
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実際の患者様の声(マタニティ・30代女性)
> 「妊娠7か月ごろから肩の動きが悪くなり、洗濯物を干すのも辛くて…」
妊娠中はどこに相談して良いかわからず不安でしたが、こちらの整体院はマタニティ対応をしていると聞いて来院しました。
施術はとても優しく、横向きの姿勢でリラックスしながら受けられたので安心でした。
数回通ううちに肩の重さが軽くなり、腕もだいぶ上げやすくなりました。
先生に教わったストレッチも自宅で続けています。
出産に向けて少しずつ身体が楽になっているのを感じています。
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妊娠中に肩関節の痛みを放置すると?
出産後の抱っこや授乳動作でさらに悪化
肩こりから頭痛やめまいにつながる
姿勢不良が強くなり腰痛や股関節痛を併発
妊娠中からケアを始めることで、産後の回復もスムーズになります。
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まとめ
妊娠中の肩関節の痛みや可動域減少は、ホルモンの影響や姿勢変化など、通常の肩こりとは異なる原因が関係しています。
セルフチェックで当てはまる項目がある方は、無理をせず早めにご相談ください。
当院では、妊婦さんの体調に合わせた安全な整体で「動けるカラダづくり」をサポートいたします。
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📍 からだラボ整体院NAGASAKI
長崎市築町5-17 磯部ビル2F
📞 095-895-8864
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