〜セルフストレッチで再発予防〜
■はじめに
腰や背中の痛みは、長時間の運転を行う仕事をしている方にとって、避けて通れない悩みの一つです。
特に胸腰椎移行部(背中と腰の境目付近)は、姿勢の影響を受けやすく、運転中の姿勢や動きの少なさから、負担が集中しやすい部位です。
今回は、長時間運転を伴う訪問販売の仕事をされている40代女性の症例をご紹介します。
運動不足ながらもセルフストレッチへの意欲が高く、施術と自主ケアを組み合わせることで症状が改善した事例です。
■患者様の背景と症状
患者様は40代女性。職業は外商訪問販売員で、1日の大半を車の運転に費やします。
業務内容としては、1日に何十件ものお客様のもとへ訪問するため、1〜2時間連続で運転することも珍しくありません。
来院時の主な症状は以下の通りです。
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腰の痛み(特に胸腰椎移行部周辺)
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背中の張り感と重だるさ
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運転後の立ち上がり動作での痛み
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運動不足による体力低下
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長時間同じ姿勢での疲労感
■症状が起こった原因
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長時間の運転姿勢
背もたれにもたれた姿勢が続くと、腰と背中の筋肉が固まりやすくなります。
また、アクセル・ブレーキ操作により片足だけを使うため、骨盤の左右差が生じやすくなります。 -
胸腰椎移行部への負担集中
胸椎(背中)と腰椎(腰)の境目である胸腰椎移行部は、動きの切り替えが多く、姿勢の崩れや筋肉の緊張が集中しやすい部位です。 -
運動不足
運動習慣がないため、筋力や柔軟性が低下し、日常の負担をカバーできない状態になっていました。
■当院での評価
初回来院時に姿勢・可動域・動作を評価したところ、以下の特徴がありました。
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胸腰椎移行部の伸展(反らす動き)の制限
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骨盤の前傾・後傾のコントロール不良
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ハムストリング(太もも裏)と腸腰筋の硬さ
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肩甲骨周囲の可動域低下
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腰から背中にかけての筋緊張
■施術プラン
1. 万能ストレッチ整体
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胸腰椎移行部の柔軟性向上
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骨盤・背骨の連動性を改善
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下肢(特にハムストリング・腸腰筋)の柔軟性アップ
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肩甲骨周囲の動き改善
2. 筋バランス調整
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骨盤の左右バランスを整える
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腰部・背部の過緊張筋を緩める
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腹部・背筋の安定性を向上
3. セルフストレッチ指導
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運転の合間にできる腰・背中ストレッチ
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デスクワークや運転後の骨盤リセット体操
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ハムストリング・腸腰筋のストレッチ法
■施術経過
初回〜3回目
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背中・腰の筋緊張が和らぎ、運転後の痛みが軽減
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胸腰椎移行部の可動域が改善
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「立ち上がる時の腰のつらさが減った」と実感
4〜6回目
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長時間運転後の疲労感が軽減
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自宅・仕事中のセルフストレッチが習慣化
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運転中も腰を支える筋肉が働くようになり、姿勢が安定
現在
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週1〜2回のメンテナンス施術
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セルフストレッチの継続で良好な状態を維持
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運転後の腰・背中の痛みはほぼなし
■セルフストレッチ例(運転中〜運転後)
1. 骨盤リセット体操(座位)
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座ったまま骨盤を前後にゆっくり10回動かす
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腰の動きを取り戻し、血流を改善
2. 背中伸ばしストレッチ(立位)
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両手を頭上に上げて伸びをする
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背中と腰の伸び感を意識しながら5秒キープ×3回
3. ハムストリングストレッチ(立位または座位)
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太もも裏の柔軟性を高め、骨盤の動きをスムーズに
💡 ポイント:運転の合間や降車後すぐに行うと効果的
■まとめ
長時間運転は、腰や背中に大きな負担をかけ、筋肉の緊張や姿勢の崩れを引き起こします。
今回の症例では、施術+セルフストレッチの相乗効果により、短期間で症状が改善しました。
からだラボ整体院NAGASAKIでは、
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万能ストレッチ整体で全身の可動域改善
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再発予防のためのセルフケア指導
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日常生活での正しい姿勢の習得
を通じて、腰痛・背中の痛みを根本から改善します。
📍 からだラボ整体院NAGASAKI
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