■はじめに
50代になって新しい趣味や運動を始める方は増えています。
その中でもサッカーは、仲間と楽しみながら心肺機能・筋力を鍛えられる魅力的なスポーツです。
しかし、50代からのサッカーには疲労とケガのリスクがつきもの。
特に、ふくらはぎやすねの筋疲労、腰痛は多くの中高年サッカー愛好者を悩ませています。
今回は、50歳でサッカーを始めた男性の症例をご紹介します。
万能ストレッチ整体と鍼治療を組み合わせ、疲労回復と腰痛改善に成功したケースです。
■患者様プロフィール
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年齢:50代男性
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職業:デスクワーク中心
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サッカー歴:初心者(50歳で開始)
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活動状況:
- 週1回の練習(約2時間)
- 週1回の試合(40〜60分) -
その他運動:他店でパーソナルトレーニング(競技特化型ではない)
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主訴:サッカー後の下腿部疲労感、腰の張りと鈍痛
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目的:疲労回復・腰痛改善・安全に長くプレーするための体づくり
■症状の経過
サッカーを始めて数ヶ月、試合や練習翌日にふくらはぎがパンパンに張る状態が続きました。
さらに腰に鈍い痛みや重だるさも出現。
特に症状が強くなるのは以下のタイミングです。
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ダッシュ・切り返し動作の多い試合後
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人工芝や硬い土グラウンドでのプレー翌日
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長時間の車移動後(腰のこわばり)
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試合後2〜3日経っても疲労感が抜けない時
このままではパフォーマンス低下やケガの危険があるため、当院に来院されました。
■原因分析
サッカーは瞬発的な動きと方向転換が多く、下半身〜腰への負担が大きい競技です。
今回の症例では次の要因が疲労・腰痛の原因でした。
1. 柔軟性不足
ふくらはぎ、太もも裏(ハムストリングス)、股関節前側の硬さにより衝撃吸収力が低下。
2. 体幹筋力不足
体幹の安定性が低く、動作時に腰がブレやすくなり負担が集中。
3. 姿勢の問題
反り腰傾向が強く、腰椎が常に伸展ストレスを受けている。
4. 疲労蓄積
下腿部の疲れが抜けないまま練習・試合を繰り返し、腰部の負担も増大。
■当院での評価
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下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)の過緊張
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前脛骨筋の張り
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ハムストリングス・腸腰筋の柔軟性低下
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足関節背屈制限
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骨盤後傾動作が困難
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体幹の安定性不足
■施術内容
1. 鍼治療(下腿部+腰部)
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ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)への鍼で筋緊張を直接緩和
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腰部(多裂筋・腰方形筋)への鍼で血流改善と鎮痛効果
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トリガーポイント鍼で動作時の痛みを軽減
→ 試合翌日の筋肉痛や張り感が大幅軽減
2. 万能ストレッチ整体
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下腿部・股関節・腰部の筋膜リリース
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骨盤・股関節モビライゼーションで可動域改善
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足関節背屈可動域向上で走行フォームを改善
→ 腰部への負担を減らす身体の使い方が可能に
3. セルフケア・運動指導
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試合後の下腿部ストレッチルーティン
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腹横筋・多裂筋を意識した体幹トレーニング(プランク・デッドバグ)
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フォームローラーによる筋膜リリース法
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アイシング+温冷交代浴で回復促進
■施術経過
初回〜3回目
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鍼治療後、ふくらはぎの張りが軽減
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腰の重だるさが減少
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練習翌日の疲労感が軽くなる
4〜6回目
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試合翌日も腰の違和感がほぼ消失
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下腿部の回復スピードが上がる
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長時間運転でも腰が固まらなくなる
現在
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月2回メンテナンス+セルフケア習慣
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試合翌日でも軽いジョグが可能
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サッカーを安全に長く楽しめる身体に
■50代からサッカーを続けるための腰痛・疲労予防法
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股関節・ふくらはぎの柔軟性を保つ
→ 腰の反りすぎを防ぎ、衝撃吸収力を高める。 -
体幹を鍛える
→ 腰椎の安定性を高め、動作時の負担を軽減。 -
プレー後のケアを徹底
→ 鍼治療、ストレッチ、アイシングで疲労を残さない。 -
正しいフォーム習得
→ 無駄な動きを減らし、下半身と腰の負担を分散。
■まとめ
50歳からサッカーを始めた今回の患者様は、初心者ゆえの柔軟性不足・体幹不安定性により、下腿部疲労と腰痛を併発していました。
鍼治療で筋肉の緊張と痛みを直接取り除き、万能ストレッチ整体で柔軟性と可動域を改善。
その結果、疲れが抜けやすく腰の痛みが出にくい身体を手に入れられました。
サッカーは何歳からでも楽しめますが、50代以降は回復力と腰の安定性が継続の鍵です。
当院では、鍼治療と整体を組み合わせた**「動けるカラダづくり」**で、中高年アスリートを全力でサポートしています。
📍 からだラボ整体院NAGASAKI
〒850-0877 長崎市築町5-17 磯部ビル2F
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