■ 第4章:肩甲骨痛+股関節痛が改善したマラソンランナーのケース
1. 来院のきっかけ
40代男性ランナー。年に数回フルマラソンに出場し、自己ベスト更新を目指してトレーニングを重ねていました。
しかし、半年ほど前から 左肩甲骨の奥に鈍痛 が発生。走るときの腕振りがぎこちなくなり、肩甲骨まわりの動きが制限されていました。
さらに、同時期から 右股関節(特に鼠径部外側)の痛み も出現。ジョギング中は違和感程度ですが、スピードを上げたり長距離を走ると痛みが強くなり、レース後は歩行にも支障が出る状態でした。
2. 初期評価でわかったこと
カウンセリングと動作分析の結果、以下の問題点が明らかになりました。
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肩甲骨の可動域制限
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外転・上方回旋の動きが小さく、胸郭の開きも悪い
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股関節の伸展制限
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腸腰筋と大腿直筋の強い緊張
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ランニングフォームの乱れ
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腕振りと脚の動きが連動しておらず、終盤にフォームが崩れる
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体幹筋の弱さ
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長距離走で骨盤が後傾し、股関節や腰に負担が集中
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3. 万能ストレッチ®による施術
初回から 肩甲骨と股関節を同時にアプローチ。
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肩甲骨は前鋸筋・僧帽筋下部線維の活性化、胸郭ストレッチで開きを改善
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股関節は腸腰筋・内転筋のリリース、大腿四頭筋ストレッチで伸展を確保
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骨盤の前後傾コントロールを回復させ、ランニング時の上下動を軽減
結果、1回目の施術後に肩甲骨の引きがスムーズになり、腕振りの可動域が回復。
股関節もスムーズに伸展できるようになり、ジョギング中の詰まり感が減少しました。
4. セルフケアとオプショントレーニング
症状が軽減してきた段階で、オプショントレーニングによるセルフケア習得 を開始。
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肩甲骨まわりの動的ストレッチ
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股関節可動域キープストレッチ
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腕振りと脚運びの連動ドリル
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呼吸を使った胸郭の拡張トレーニング
この習慣が定着することで、レース後の疲労感が大幅に軽減しました。
5. パーソナルトレーニングで走りの質を強化
さらに、パーソナルトレーニングで「走れる身体」づくり に着手。
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正しいランニングフォームでの低負荷筋トレ
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体幹と下肢の連動を高めるランジ系ドリル
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スピード持久力を高めるフォーム維持トレーニング
この結果、フルマラソン終盤でも肩や股関節の痛みが出にくくなり、
走りの効率が向上。呼吸が楽になり、タイムも安定するようになりました。
6. 本人の感想
「肩甲骨を意識して走れるようになり、フォームがスムーズになった」
「股関節の詰まりがなくなり、後半でも脚が前に出る」
「万能ストレッチ®とセルフケアのおかげで、練習後の疲れが早く抜ける」
まとめ
ランニングにおいて肩甲骨と股関節は「両輪」のような存在。
どちらか一方でも動きが悪くなれば、走りの効率は大きく低下し、怪我のリスクも高まります。
万能ストレッチ®+セルフケア+パーソナルトレーニング の三本柱で改善することで、
再発予防とパフォーマンス向上の両方を実現できます。
からだラボ整体院NAGASAKI
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