はじめに
デスクワークを続けていると、「肩こり」や「腰痛」に悩まれる方は多いですが、意外と多いのが前腕(ひじから手首にかけて)の痛みや張り感です。
特に60代になると、長年の仕事での蓄積や筋力の低下、血流不足などが重なり、痛みが慢性化するケースが増えてきます。今回は、当院に通われた 60代女性(事務職) の患者様に、実際の体験をインタビュー形式でお話しいただきました。
「似たような症状で困っている…」という方の参考になるよう、日常の様子から改善のプロセスまで、詳しくご紹介していきます。
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インタビュー:60代女性・事務職のKさんの場合
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Q1. どんな症状で来院されましたか?
患者様:Kさん(60代・女性・事務職)
「パソコン作業を1日中しているせいか、ここ1年ほど前腕の外側から手首にかけて痛みやだるさを感じるようになりました。特にマウス操作や書類をめくる動作でズキッとすることがあります。
最初は『年齢のせいかな』と思って放置していたんですが、だんだん夜も痛くて寝づらくなるようになって…。
整形外科で診てもらったら“テニス肘のような状態”と言われ、湿布と痛み止めを出されました。でも根本的に改善しなくて、整体を探すようになりました。」
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Q2. 日常生活にどんな支障が出ていましたか?
Kさん:
「仕事中はもちろんですが、家事にも影響していました。
買い物袋を持つときにズキッとする
包丁を握るときに力が入らない
洗濯物を干すときに前腕が重だるい
特に困ったのは趣味の編み物ができなくなったことです。編み棒を持っていると、数分で腕がじんじんしてきて…。
“このまま好きなこともできなくなるのかな”と不安でしたね。」
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Q3. 実際に施術を受けてどう変わりましたか?
Kさん:
「初めて受けたときは、腕そのものよりも肩甲骨や首、姿勢を調整してもらったのが意外でした。でも施術後は腕が軽くなっていて、“え?腕を触ってないのに!”と驚きました。
続けるうちに、だんだんパソコンを使った後の疲れが和らぎ、夜の痛みで目が覚めることもなくなりました。
今は編み物も少しずつ再開できていて、本当に嬉しいです。」
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Q4. 改善のポイントは何だと思いますか?
Kさん:
「痛い部分だけをケアするんじゃなくて、体全体のバランスを見てもらえたことだと思います。
あと、自宅でできるストレッチを教えていただいたのも大きかったです。最初は“面倒くさい”と思ってましたが(笑)、寝る前に3分だけでも続けたら、翌朝の腕の軽さが全然違いました。」
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専門家コメント:前腕の痛みは「腕だけ」の問題ではない
Kさんのように、前腕の外側~手首の痛みを訴える方は非常に多いです。一般的には「テニス肘(外側上顆炎)」と呼ばれることが多いですが、実際には姿勢の崩れや肩・背中の筋肉の硬さが大きく関わっています。
猫背 → 肩甲骨が固まる → 腕を酷使 → 前腕に負担集中
加齢による筋力低下 → 腕だけで作業 → さらに痛みが悪化
つまり、腕だけのマッサージでは根本改善にならないのです。
当院では、前腕の痛みでお悩みの方には次のようなアプローチを行っています。
1. 姿勢のチェック(骨盤・背骨・肩甲骨の位置)
2. 筋膜リリース(肩・背中~腕のつながりを調整)
3. 前腕ストレッチとセルフケア指導
4. 体幹トレーニングによる再発予防
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チェックリスト:あなたの前腕の痛み、当てはまりませんか?
□ マウスやキーボード操作で腕がだるくなる
□ ペットボトルのフタを開けるときに痛む
□ 買い物袋や鍋を持つときに腕がしびれる
□ 夜中に腕の痛みで目が覚める
□ 手首だけでなく、肘や肩まで違和感が広がる
ひとつでも当てはまる方は、慢性化・悪化する前にケアが必要です。
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まとめ:前腕の痛みは「体全体のサイン」
今回のインタビューでお分かりいただけたように、前腕の痛みはただの“腕の疲れ”ではなく、姿勢・全身の使い方の問題から来ていることが多いです。
特に60代の方は、筋力や柔軟性が低下しやすいため、「年齢のせい」と思い込んでしまいがちですが、実際には改善の余地があります。
もしあなたも「前腕の痛みで趣味や仕事に支障がある」と感じているなら、早めに専門家に相談してみてください。
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