はじめに
医療現場で働く方は、患者様のケアや処置、長時間の立ち仕事や中腰姿勢などで、どうしても 首・肩・腰への負担 が蓄積しやすい環境にあります。特に50代になると、更年期や体力の変化により、疲労の回復力が落ちやすくなり、慢性的な痛みや張り感を訴える方が増えてきます。
今回ご紹介するのは、50代女性・医療系スタッフの患者様のケースです。
主な症状は、
右首筋の痛み
上半身の疲れ
自宅でセルフケアを習いたい
座位開脚にて骨盤を立てられるようになりたい
というご要望でした。
同じように「仕事で身体がつらい」「正しいセルフケアを知りたい」という方にとって、非常に参考になる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
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症状の背景
患者様は 病院勤務の医療系スタッフ。毎日の業務で患者様を支えるため、どうしても首や肩、背中に負担が集中していました。
特に、
右首筋の痛み → 点滴の準備やベッドサイドケアなど、右手を多用する動作で首の筋肉が固まりやすい。
上半身の疲れ → 長時間の前かがみ姿勢やパソコン入力で、背中や肩甲骨まわりに張り感が蓄積。
骨盤が立てられない → 座位開脚で骨盤を立てたいが、腰や股関節が硬く、後ろに倒れてしまう。
これらの悩みは「姿勢習慣」から生まれているケースが多いです。
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当院でのアプローチ
からだラボ整体院NAGASAKIでは、まず 姿勢分析 と 動作評価 を行い、患者様の身体のクセを把握しました。
評価の結果
骨盤が後傾しており、腰が丸まりやすい
股関節の柔軟性不足で、座位開脚では骨盤が立てない
首~肩甲骨にかけての筋肉が緊張しやすく、左右差あり
施術内容
首筋・肩甲骨まわりの筋肉を丁寧にリリース
骨盤の傾きを整えるストレッチ整体
股関節まわりの可動域を広げる調整
さらに、「セルフケア指導」 を重視。ご自宅で簡単にできるストレッチや骨盤トレーニングをお伝えしました。
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セルフケアの具体例
ここで、実際にご指導したセルフケアの一部をご紹介します。
① 首筋ストレッチ(タオルサポート)
タオルを後頭部に引っかけ、軽く上に持ち上げる。
顎を少し引き、首の後ろを伸ばす。
10秒 × 3セット。
→ 右首筋の張りを軽減。
② 肩甲骨リセット体操
両腕を大きく回す
背中を丸めてから胸を開く
1日5回
→ 上半身の疲れをリフレッシュ。
③ 骨盤立て練習(座位開脚)
座位開脚で両膝を軽く曲げる(無理に伸ばさない)
骨盤を前後にゆっくり動かし、「立つ感覚」をつかむ
1日1分から
→ 股関節を柔らかくし、骨盤を正しく立てられるようになる。
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患者様の声(インタビュー形式)
Q:来院前はどのようなお悩みがありましたか?
A:「仕事で首や肩がガチガチで、特に右首筋の痛みが取れず困っていました。上半身の疲れも取れず、家に帰るとぐったりでした。」
Q:実際に施術を受けてみてどうでしたか?
A:「最初の施術で首の痛みがスッと楽になったのが印象的でした。肩の動きも軽くなって、『あれ?こんなに楽になるんだ』と驚きました。」
Q:セルフケアはいかがでしたか?
A:「教えていただいたストレッチを仕事の合間にやると、疲れの溜まり方が違います。特に首筋のストレッチは、すぐに実感できるので助かっています。」
Q:骨盤を立てる練習については?
A:「以前は座位開脚をすると腰が丸まって背中が痛かったのですが、少しずつ骨盤を立てる感覚が分かってきました。開脚の姿勢も以前より安定しています。」
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チェックリスト:あなたにも当てはまりませんか?
以下の項目に当てはまる方は、首・肩・背中の不調や骨盤の歪みがある可能性があります。
□ 首筋の片側だけが痛む
□ 上半身の疲れが抜けない
□ デスク作業や前かがみ姿勢が多い
□ 座位開脚で骨盤が立てられない
□ 猫背や腰の丸まりを指摘されたことがある
1つでも当てはまる場合は、早めのケアをおすすめします。
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まとめ
医療系の現場で働く方は、人一倍身体を酷使されています。
今回の50代女性の患者様も、正しい施術とセルフケアによって首筋の痛みや上半身の疲れが軽減し、さらに「座位開脚で骨盤を立てられる」という目標にも前進できました。
身体は「使い方」を変えることで、年齢に関係なく改善していきます。
もし同じようなお悩みがある方は、ぜひ当院にご相談ください。
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📍 からだラボ整体院NAGASAKI
長崎市築町5-17 磯部ビル2F
📞 095-895-8864
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