■ トレーニング再開後に出た“肘の違和感”の正体
今回ご紹介するのは、40代後半・男性・デスクワーク中心の会社員の方。
15年ぶりにジムへ通い始め、「健康を取り戻そう」と意気込んで週3回のトレーニングをスタートされました。
これまで自宅ではダンベルを使った軽いトレーニングのみ。
ところが、久しぶりにマシンを使ったハンマーカール(上腕筋・腕橈骨筋狙い)を行った際に、翌日から肘の外側に違和感と鈍い痛みが出現。
最初は「筋肉痛かな?」と思って放置していたそうですが、1週間経っても肘を最大屈曲(曲げ切る)したときに**腕橈骨筋(わんとうこつきん)**のあたりがズキッと痛むようになり、ご来院となりました。
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■ 初回の状態
・右肘の外側(腕橈骨筋部)に圧痛あり
・ハンマーカールやペットボトルを持ち上げる動作で痛み
・腕橈骨筋の張り、前腕全体の緊張
・肩甲骨の可動性低下(巻き肩)
・胸郭の広がりがなく、呼吸浅め
・体幹のねじり・伸展制限あり
・股関節〜肩甲骨ラインの連動性が悪い
これらの全身のバランスの崩れが、局所である腕橈骨筋への過剰負担を招いていました。
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■ 原因は「腕だけを使うフォーム」と「硬い胸郭」
トレーニング初心者や久しぶりに運動を再開された方に多いのが、
「腕で持ち上げようとするフォーム」です。
特にハンマーカールでは、本来なら体幹・肩甲骨の安定を使いながら動かす必要がありますが、
肩甲骨が固まっていると腕で無理に引き上げるため、
結果的に腕橈骨筋・上腕筋・手首周囲に負担が集中します。
また、胸郭(肋骨まわり)が硬く、呼吸が浅い方は
「肩甲骨を引く」動作ができず、肘への負荷が増えやすい傾向にあります。
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■ 当院でのアプローチ
【万能ストレッチ整体 × 鍼治療】
まずは全身をゆるめて動ける状態を作るため、
股関節・骨盤・肩甲骨・胸郭を中心に全身の連動性を取り戻すストレッチ整体を実施。
その上で、局所(腕橈骨筋)の緊張を緩めるために鍼治療を併用。
深層筋まで丁寧にアプローチすることで、動作時の痛みが半減しました。
施術直後、
「肘を曲げてもあの“引っ張られる感覚”が減ってる!」
とご本人も驚かれていました。
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■ 2回目以降の変化
2回目の来院時には、ハンマーカール動作での痛みがほぼ消失。
「肩甲骨の動きが軽くなって、フォームが安定した」とのこと。
ジムトレーニングのフォーム修正アドバイスも行い、
再発防止のためのセルフストレッチもお伝えしました。
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■ セルフチェックリスト:あなたも同じような症状ありませんか?
肘を曲げたときに前腕外側がズキッと痛む
ハンマーカールや引き動作で違和感が出る
肘よりも手首・親指側に張りを感じる
肩甲骨を寄せる動きが苦手
デスクワーク中に肘をつくクセがある
背中が丸まりがちで、呼吸が浅い
上記に2つ以上当てはまる方は、腕橈骨筋や肩甲骨の使い方に偏りが出ている可能性があります。
放置すると「テニス肘」や「手首の腱鞘炎」に進行するケースもあります。
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■ 40代男性の声(患者様の体験談)
> 「最初は肘の痛みで来たんですが、実際は“体全体が動いていない”ってことを教えてもらいました。
ストレッチ整体を受けた後、体の軽さが全然違う。
鍼も全然怖くなくて、痛みがスッと消えていきました。
トレーニングのパフォーマンスも上がって、今は週3で快適に続けられています!」
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■ まとめ|肘の痛みの根本は「全身の連動性」
肘の違和感は、単なる筋肉痛ではなく、
「体全体が正しく動けていないサイン」です。
局所をマッサージしても改善しない方は、
股関節・肩甲骨・胸郭の動きを整えることが大切です。
からだラボ整体院NAGASAKIでは、
「動けるカラダづくり」をテーマに、
痛みの出にくい体とトレーニングパフォーマンスの向上をサポートしています。
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長崎市築町5-17 磯部ビル2F
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