ゴルファー男性に多い「肩甲骨外側の痛み」について ~原因・セルフチェック・改善方法~

ゴルフを楽しむ男性の中で「肩甲骨の外側が痛む」「スイング後に肩甲骨の横に張り感がある」といった症状に悩む方は少なくありません。特に長時間のラウンドや反復練習を行う方に多く見られ、プレーの楽しさを損なうだけでなく、慢性的な不調へとつながる可能性もあります。

この記事では、ゴルファー特有の肩甲骨外側の痛みの原因・セルフチェック方法・患者様の声・セルフケア方法を詳しく解説していきます。

肩甲骨外側の痛みとは?

肩甲骨外側とは、肩甲骨の横や外縁部分を指し、ちょうど肩関節の裏側や広背筋との境目あたりに位置します。ゴルフスイングの際に大きく動く部位であり、腕や体幹と連動して使われるため、負担が集中しやすい部位でもあります。

痛みや張り感を放置すると、次のような症状に発展することもあります。

スイング時に肩がスムーズに回らない

背中や肩甲骨周囲のだるさが取れない

肘や腰への二次的な負担

可動域の制限によるフォームの乱れ

ゴルファーに肩甲骨外側の痛みが多い理由

1. スイングの繰り返しによる負担

ゴルフスイングは「回旋運動+腕の引き付け」が大きな特徴です。肩甲骨の外側はちょうど腕を後方へ引いたり、フィニッシュで振り抜いたりする際に強い牽引力を受けるため、疲労や炎症が起きやすくなります。

2. 筋肉のアンバランス

特に関わるのは以下の筋肉です。

棘下筋(きょくかきん)・小円筋(しょうえんきん) → ゴルフのインパクトで酷使

広背筋・大円筋 → スイング後半で強い張力がかかる

僧帽筋下部・菱形筋 → 姿勢保持に必要だが弱りやすい

どれか一つでも過緊張や弱化があると、肩甲骨の外側に負担が集中します。

3. 姿勢の影響

前傾姿勢で長時間プレーするゴルファーは、猫背や反り腰を伴いやすく、その結果肩甲骨の外側の動きが制限され、痛みを誘発します。

セルフチェックリスト

以下の項目に当てはまる方は「肩甲骨外側の痛みリスク」が高いといえます。

✅ ゴルフ後に肩甲骨の横に鈍い痛みや張りを感じる

✅ フィニッシュで肩が突っ張る

✅ テイクバックで肩がスムーズに引けない

✅ 普段からデスクワークなどで猫背気味

✅ ドライバーよりもアイアンショットの方が肩甲骨に響く

✅ ゴルフ後、肩甲骨の外側をマッサージしたくなる

3つ以上当てはまる場合は要注意です。

患者様の声

50代男性(ゴルフ歴20年)

> 「月2回のラウンドと週1の打ちっぱなしを続けていましたが、数か月前から肩甲骨の外側に違和感が出始めました。最初はプレー後だけでしたが、だんだん日常生活でも張り感が出てきて、ゴルフに集中できなくなりました。整体で肩甲骨の動きを調整してもらい、背中全体を緩めてもらうと、痛みが驚くほど軽くなりました。セルフケアも教えてもらえたので、今では安心してプレーできています。」

40代男性(ゴルフ歴15年)

> 「スイングの後半で肩が引っかかる感覚があり、無理に振り切ろうとすると肩甲骨の横がズキッとしました。原因は肩甲骨の可動域不足と体幹の硬さだと教えていただき、ストレッチを続けた結果、スイングがスムーズになり、飛距離まで伸びたのが嬉しいです。」

ゴルファー向けセルフケア

1. タオルストレッチ(肩甲骨外側伸ばし)

両手でタオルを持ち、頭上へ持ち上げる

息を吐きながらタオルを後ろに引いて胸を開く

10回×2セット

→ 肩甲骨外側と胸の筋肉がバランスよく伸びます。

2. フォームローラーで背中ほぐし

仰向けで背中にローラーを当てる

両手を頭の後ろで組み、肩甲骨周囲を前後にゴロゴロ

1分程度

→ 広背筋や肩甲骨外側の硬さを解消。

3. スイング前の肩甲骨回し

両肩を大きく回し、肩甲骨をしっかり動かす

前回し10回、後ろ回し10回

→ 可動域を確保し、ケガ予防につながります。

まとめ

ゴルフは年齢を問わず楽しめる素晴らしいスポーツですが、肩甲骨外側の痛みはパフォーマンス低下やゴルフライフの妨げになってしまいます。

痛みのサインを放置せず、早めにケア・調整することが大切です。

セルフケアで改善が難しい場合は、専門的な整体で「肩甲骨の可動域改善」「姿勢バランス調整」を行うと効果的です。

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