【症例ブログ】40代男性 右肩甲骨〜肩関節〜上腕のじわ〜っとした痛みを繰り返す理由と改善までの道のり

■ はじめに

「肩甲骨の奥がじわ〜っと重い…」
「肩を回してもスッキリしない…」
「ストレッチや筋トレをしても改善しない…」

あなたも同じようなお悩みを抱えていませんか?

今回ご紹介するのは、40代男性・菓子職人の方の改善ストーリーです。
彼は1日8時間以上、ほぼ立ちっぱなしで同じ姿勢を続け、右肩甲骨〜肩関節〜上腕にかけて慢性的な痛みを繰り返していました。
我流でストレッチや筋トレを行っていましたが、なかなか改善しなかった理由と、当院での改善アプローチをご紹介します。


■ 初来院時の状態

この方の仕事は、長時間にわたっての菓子作り。
作業台に向かって前かがみで腕を前方に固定し続ける姿勢がほとんどです。

  • 右肩甲骨から肩関節、上腕までの鈍い痛み

  • 時間が経つと肩関節の動きが制限される

  • 可動域の中で「引っかかる」感覚

  • 我流ストレッチで一時的に楽になるがすぐ再発

  • 数か月以上、寛解と再発を繰り返している

さらに、肩甲骨と上腕骨の連動(肩甲上腕リズム)が崩れており、可動域の狭い範囲で作業を繰り返している状態でした。


■ 自分なりの対策とその限界

この方は痛みを和らげようと、仕事の合間に肩を回したり、動画で見たストレッチを取り入れていました。
さらに、健康のためと考えてトレーニングジムにも通い始め、筋トレを継続

しかし、結果はむしろ悪化傾向。

なぜかというと、

  1. 間違ったフォームの筋トレ

    • 肩甲骨の動きが悪いまま負荷をかけるため、関節や筋肉へのストレスが増加

  2. 知識不足(休養・栄養・睡眠)

    • 使い過ぎた筋肉を回復させるための基礎知識がない

  3. 肩甲上腕リズムの崩れを放置

    • 根本的な可動域改善がないまま、痛みを抱えた状態で動かし続けている

つまり、**「良かれと思ってやっていることが、逆効果になっていた」**のです。


■ 当院での評価とアプローチ

初回カウンセリングと検査で見えてきたのは、

  • 肩甲骨周囲筋(特に前鋸筋・僧帽筋下部)の機能低下

  • 大胸筋・小胸筋の短縮による肩の前方変位

  • 肩甲上腕リズムの乱れ

  • 胸椎の可動性低下

このため、まずは**万能ストレッチ®(商標登録済)**で全身の可動域を整えることからスタートしました。


■ 改善のステップ

  1. 肩甲骨と胸椎の動きを回復

    • 万能ストレッチ®で肩甲骨の可動性と胸椎伸展を改善

    • 鎖骨〜胸郭の動きも合わせて調整

  2. 肩甲上腕リズムの再学習

    • 痛みのない範囲で正しい肩の動かし方を練習

    • 前鋸筋や僧帽筋下部の活性化トレーニング

  3. セルフケア習得(オプショントレーニング)

    • 正しいストレッチ方法

    • デスクワークや作業の合間にできる肩甲骨ほぐし

  4. パーソナルトレーニングへ移行

    • 正しいフォームでの軽負荷筋トレ

    • 使いすぎない運動量の設定

    • 栄養・睡眠・休養の知識を習得


■ 改善の経過

  • 初回〜3回目:可動域の改善が顕著に。作業中の鈍痛が軽減

  • 4〜6回目:長時間作業後の痛みがほぼ消失

  • 8回目以降:筋トレ時のフォームが安定し、トレーニング後の肩の違和感がなくなる

最終的には、長時間作業後でも肩の重だるさが出なくなり、日常的にストレスを感じることがなくなりました。


■ この方が学んだこと

  • 我流の筋トレは危険

  • 痛みの原因は「筋力不足」ではなく「動きの悪さ」から

  • トレーニングは正しいフォームと知識があって初めて効果が出る

  • 日常の姿勢・休養・栄養が回復を左右する


■ 同じ症状で悩んでいる方へ

肩甲骨や肩の痛みを繰り返している方は、単純なマッサージや我流トレーニングでは改善しにくい傾向があります。
可動域の回復 → 正しい動きの習得 → 再発予防のトレーニング
この順番がとても大切です。

「仕事や趣味を痛みなく続けたい」
「我流の筋トレではなく、正しい方法を知りたい」

そんな方は、ぜひ当院にご相談ください。


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