「最近、肩が上がりにくい」
「スイングのトップで引っかかる」
「キャスト動作で肩に詰まり感がある」
これらの症状は、ゴルフや釣りを趣味にしている方にとても起こりやすい肩トラブルです。
今回の記事では、2カ月ぶりに来院されたお客さまの症例をもとに、肩の可動域が低下する理由と、改善のために必要なアプローチについてくわしく解説します。
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■ 2カ月ぶりの来院時に感じた“違和感”
久しぶりにご来院いただいた際の第一声は、
> 「最近、肩が重くて上がりにくいんです」
「ゴルフのドライバーのトップで詰まります」
というものでした。
実際に検査すると、
肩関節屈曲(前に上げる動き):左右ともに制限
外転(横に上げる動き):90°〜120°あたりで引っかかり
外旋(後ろに回す動き):左右差が大きい
肩甲骨の動きが硬い(とくに上方回旋)
という状態。
これでは、ゴルフのトップポジションや釣りのキャスト時に痛みや詰まりを感じるのも当然です。
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■ なぜ2カ月空くだけで肩の可動域が落ちるのか?
◎ ① 肩甲骨が固まる
ゴルフも釣りも、肩を大きく使っているように見えますが、
実は 同じ動作ばかり繰り返すスポーツ です。
すると
前側(大胸筋・小胸筋)が縮む
肩甲骨が外に広がりやすい
背中(菱形筋)が弱り、肩甲骨が安定しない
という状態が進み、肩甲骨本来の動き(上方回旋・内旋・外旋)が出なくなります。
その結果、肩関節だけに負担が集中し、可動域が低下します。
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◎ ② 上腕二頭筋の腱が硬くなる
釣りでのリール操作やゴルフでの反復動作で、上腕二頭筋の腱(肩前の組織)が固くなり、
肩の前が詰まる
腕を上げると痛い
外旋がしにくい
という症状が出やすくなります。
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◎ ③ 2カ月間の“微妙な姿勢の蓄積”
「2カ月でそんなに変わる?」
と思われる方も多いですが、実は変わります。
日常のスマホ姿勢
寒さによる肩のすくみ
長時間のデスクワーク
運動量の低下
これらの積み重ねで、肩の柔軟性は確実に落ちていきます。
2カ月ぶりの来院で肩の可動域が大きく落ちていたのは、まさにこの「日常姿勢」の影響が大きいと言えます。
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■ 当院での施術アプローチ
【1】万能ストレッチ整体で肩甲骨〜肩関節を一気に解放
まずは、固まった筋膜・筋肉にアプローチします。
大胸筋・小胸筋のリリース
肩甲下筋のリリース(奥の筋肉)
広背筋・大円筋のストレッチ
肩甲骨の可動性ストレッチ
首〜肩の連動ストレッチ
すると、
腕がスーッと上がる
肩の引っかかりが消える
呼吸がしやすくなる
背中が軽くなる
という変化がすぐに出ます。
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【2】鍼治療で深層の硬さを取る
外旋がしにくい・肩の前が詰まる方には、鍼治療が非常に効果的。
特に刺鍼ポイントは、
肩甲下筋
棘下筋
上腕二頭筋腱
三角筋前部
小胸筋部位
肩甲骨内側(菱形筋周辺)
施術後は、肩を回したときの「引っかかり」が大きく軽減します。
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【3】パーソナルトレーニングで“スポーツに耐えられる肩”へ
施術で改善した可動域を維持するために、軽いトレーニングも行います。
肩甲骨の安定性(前鋸筋)
背中の支え(菱形筋・僧帽筋下部)
ローテーターカフ(棘下筋・小円筋)
体幹回旋の安定性
これらを鍛えることで、
ゴルフのトップがスムーズになる
飛距離が安定
キャスト動作の疲労が軽減
肩の再発予防
につながります。
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■ ゴルフ・釣り好きの方に伝えたいこと
肩は “動かし続けてこそ”健康を保てる関節 です。
しかし、同じ動作ばかり行うと、逆に固まりやすくなります。
特に、
2カ月以上メンテナンスが空く
冷える時期
デスクワークが多い
スポーツ前後のケアをしていない
このような方は、肩の可動域が急に落ちることがあります。
「痛みがあるわけじゃないから…」
と放置するほど、肩は固まり、ゴルフや釣りのパフォーマンスは確実に落ちていきます。
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■ まとめ
今回の症例では、
肩の可動域低下の原因は「肩甲骨の固まり」「胸〜背中の筋緊張」「ローテーターカフの弱り」 が複合的に起きていました。
しかし、
✔ 万能ストレッチ整体
✔ 鍼治療
✔ パーソナルトレーニング
の組み合わせで大きく改善し、
肩が軽い
動かしやすい
スイングトップがスムーズ
キャスト時の詰まりがない
といった良い変化が見られました。
肩の状態は、ゴルフや釣りのパフォーマンスに直結します。
「最近肩が上がりにくい」と感じたら、早めのケアをおすすめします。
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