「仕事が終わる頃には、上半身が重だるい」
「肩や首だけでなく、背中まで張っている」
「休んでも疲れが抜けない」
このような 上半身の疲れ を、
デスクワーク中心の生活をしている方なら、一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
特に最近は、
在宅ワーク
長時間のPC作業
スマホ操作の増加
により、
上半身に疲労が集中する身体の使い方 が当たり前になっています。
今回は、
デスクワークで起こる上半身の疲れの原因と、
なぜ慢性化しやすいのか、
そして整体的な視点での改善ポイントについて詳しく解説します。
■ 上半身の疲れとはどんな状態？
一言で「上半身の疲れ」と言っても、
症状の現れ方はさまざまです。
首が重い
肩が張る・凝る
背中がパンパン
胸が縮こまる感じ
腕がだるい
呼吸が浅い
これらはすべて、
上半身の筋肉が休めていないサイン です。
■ デスクワークで疲れが溜まりやすい理由
デスクワーク中の姿勢を思い浮かべてみてください。
頭が前に出ている
背中が丸まっている
肩が内側に入っている
肘や腕を固定したまま作業している
この姿勢、
実は 上半身の筋肉をずっと使い続けている状態 なのです。
本来、筋肉は
「使う → 休む」
を繰り返すことで回復します。
しかしデスクワークでは、
同じ姿勢
同じ筋肉
長時間
という条件が重なり、
回復するタイミングがほとんどありません。
■ なぜ首・肩・背中に集中するのか？
上半身の中でも、特に疲れが出やすいのが
首
肩
背中（肩甲骨周囲）
です。
理由は、
これらが 頭と腕を支える役割 を担っているからです。
人の頭は、
ボーリングの球ほどの重さ（約5〜6kg）があります。
頭が少し前に出るだけで、
首や肩にかかる負担は一気に増加します。
デスクワークでは、
モニターを見る
書類を見る
スマホを見る
たびに、
無意識に頭が前へ出ています。
■ 「疲れやすい人」と「疲れにくい人」の違い
同じデスクワークでも、
すぐに疲れる人
あまり疲れを感じない人
がいます。
その違いは、
姿勢そのものよりも“身体の使い方” にあります。
疲れやすい人の特徴
上半身だけで姿勢を支えている
体幹が使えていない
呼吸が浅い
肩で頑張ってしまう
この状態では、
上半身の筋肉が常に緊張し続けます。
■ 呼吸と上半身疲労の深い関係
意外と見落とされがちですが、
呼吸の浅さ は上半身の疲れに直結します。
浅い呼吸では、
首
肩
胸
の筋肉を使って呼吸を補おうとします。
すると、
ただ座っているだけなのに
首や肩が常に働いている状態 になります。
「何もしていないのに疲れる」
という方は、
この状態に陥っていることが多いです。
■ マッサージをしてもすぐ戻る理由
上半身の疲れでよくある対処法が、
肩を揉む
首をほぐす
湿布を貼る
ですが、
その場では楽になっても、すぐ戻ってしまう経験はありませんか？
それは、
疲れの原因が
筋肉そのものではなく
身体の使い方にある
からです。
根本が変わらない限り、
疲れは繰り返されます。
■ 当院での考え方：上半身だけを見ない
からだラボ整体院NAGASAKIでは、
上半身の疲れに対して、
「首肩だけを施術する」
ということはほとんどありません。
重要なのは、
骨盤の安定
体幹の使いやすさ
胸郭（肋骨）の動き
呼吸のしやすさ
これらが整うことで、
上半身は 自然と力を抜ける状態 になります。
■ 施術の主なポイント
首・肩・背中の緊張緩和
肩甲骨と胸郭の可動性改善
体幹と上半身の連動回復
呼吸が入りやすい身体作り
施術後には、
「肩が軽い」
だけでなく、
「息がしやすい」
と感じられる方も多くいらっしゃいます。
■ 改善例
40代男性・デスクワーク
毎日PC作業8時間以上
首・肩・背中の慢性的疲労
施術を重ねるごとに、
仕事終わりの重だるさが軽減。
「以前より疲れにくくなった」
と実感されています。
■ 上半身の疲れを放置すると
慢性的な上半身疲労は、
肩こり
頭痛
首の可動域低下
自律神経の乱れ
につながることもあります。
「ただの疲れ」
と思わず、
身体からのサインとして受け取ることが大切です。
■ まとめ
デスクワークによる上半身の疲れは、
姿勢
身体の使い方
呼吸
体幹の働き
が複雑に絡み合って起こります。
その場しのぎではなく、
疲れにくい身体の土台 を整えることで、
日々の仕事がぐっと楽になります。
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