◆はじめに
「長時間立ちっぱなしで腰がつらい」
「仕事終わりには腰がパンパンに張ってしまう」
「最近は疲れが翌日に残るようになった」
60代男性から特によくいただくお悩みです。
長年お仕事で体を酷使されてきた方にとって、腰部の痛みや張り感は「避けられない宿命」と思われがちですが、実は 正しいケアと改善アプローチ によって大きく変えることができます。
今回のブログでは、実際に当院へご来院された 60代男性B様の症例 をもとに、立ち仕事で起こりやすい腰痛の原因と改善方法、さらにご自身で試せる チェックリスト をご紹介します。
—
◆患者様のプロフィール
年齢:60代前半
性別:男性
職業:スーパー勤務(レジ・品出し・立ちっぱなし)
主訴:腰部の痛みと張り感。特に夕方以降がつらい
既往歴:ぎっくり腰(過去2回)
—
◆来院時の会話
私(施術者):
「今日はどんなことでご相談ですか?」
B様:
「腰がずっと張ってる感じで…。夕方になると立っているのがきついです。昔から腰は弱いんですが、最近は疲れが取れにくくなってきました。」
私:
「お仕事は立ちっぱなしですか?」
B様:
「はい、ほとんどですね。レジに立っているか、品出しで動き回っているか。座るのは休憩の時くらいです。」
私:
「長時間の立ち仕事は腰への負担が大きいです。ぎっくり腰の経験もあると、筋肉や関節に疲労が溜まりやすいですね。」
B様:
「そうなんです。腰を気にしながらじゃ仕事にならないので、なんとかしたいんです。」
—
◆検査と評価
姿勢と動きをチェックすると、
腰の前弯(腰のカーブ)が強く、反り腰傾向
股関節が硬く、立ちっぱなしで腰だけに負担が集中
太もも裏(ハムストリングス)が硬直
お尻の筋肉が弱り、腰の支えが効いていない
背骨の柔軟性が低下し、動きがぎこちない
まさに 「立ち仕事腰痛」 の典型例でした。
—
◆施術内容
当院の 万能ストレッチ整体 を中心に、
1. 腰〜骨盤まわりの筋肉をゆるめる
2. 股関節・太もも裏の柔軟性を取り戻す
3. 背骨の動きを広げるストレッチ
4. 体幹とお尻を活性化する呼吸調整
を行いました。
—
◆施術後の変化
施術後に立っていただくと、
B様:
「腰が軽い…。立ってるだけでこんなに違うんですね。さっきまでズーンと重かったのに、不思議です。」
私:
「腰だけでなく、股関節やお尻の筋肉が働き始めたからです。体全体で支えられるようになると、腰の負担は大きく減りますよ。」
—
◆セルフチェック!あなたの腰は大丈夫?
立ち仕事をされている方におすすめの 腰部セルフチェックリスト をご紹介します。
✅ セルフチェックリスト(合計7つ)
1. 仕事が終わると腰がパンパンに張る
2. 30分以上立っていると腰がつらくなる
3. 前にかがむと腰が重く感じる
4. 靴下を履くときに腰に痛みが走る
5. 歩いていると腰よりも足が疲れやすい
6. ぎっくり腰の経験がある
7. 朝起きた時に腰が硬くて伸びない
—
✅ 判定
0〜2個: 今のところ大きな問題なし。ただし予防は必須
3〜4個: 腰に疲労が溜まりやすい状態。ケアを取り入れる必要あり
5個以上: 慢性腰痛または再発リスクが高い。早めの施術をおすすめ
—
◆セルフケアアドバイス
1. 立ち仕事の合間に「かかと上げ」
両足で立ち、かかとをゆっくり上げ下げ。ふくらはぎのポンプ作用で血流改善。
2. 太もも裏ストレッチ
椅子に浅く腰掛け、片足を前に伸ばして前屈。腰に負担をかけずにハムストリングスを伸ばせます。
3. 就寝前のタオル腰伸ばし
仰向けで膝裏にタオルを入れて抱え込み、腰をやさしく伸ばす。
—
◆患者様の声
> 「仕事で腰が痛いのは仕方ないと思っていました。でも施術を受けてから“腰以外の部分が大事”と分かり、体全体のバランスを見直すきっかけになりました。セルフチェックでも当てはまる項目が多かったので、これからはケアを続けていきたいです。」
—
◆まとめ
60代男性の立ち仕事腰痛は、
長時間の立位姿勢
股関節や下肢の硬さ
お尻や体幹の弱化
加齢による回復力の低下
が複合して起こります。
施術による改善だけでなく、日々のセルフケアとチェックリストによる自己管理で「悪化を防ぎながら働ける体づくり」が可能です。
—
◆腰痛でお悩みの方へ
腰痛は「年齢のせい」や「仕事のせい」と諦める必要はありません。
立ち仕事を続けながらでも、腰に優しい体の使い方を身につけることは十分可能です。
—
◆当院のご案内
📍 からだラボ整体院NAGASAKI
長崎市築町5-17 磯部ビル2F
📞 095-895-8864
🌐 公式HPはこちら
💻 オンライン予約はこちら
コメント