年齢とともに「疲れやすくなった」「立ち上がりが重い」「階段がきつい」と感じる方が増えています。
多くの方が「年齢だから仕方ない」と思われていますが、実はその背景には サルコペニア と呼ばれる “筋肉の質と量が落ちる状態” が潜んでいます。
サルコペニアは、気づかないうちに進行し、将来的には「転倒・寝たきり・慢性痛」のリスクにつながる怖い状態です。
しかし希望があります。サルコペニアは 正しいケアと運動習慣で十分に予防・改善が可能 です。
当院にも40〜70代の多くの患者さまが、腰痛や膝痛、背中の張り、不調を抱えて来院されますが、その大部分はサルコペニアの初期兆候を含んでいます。
今回は、サルコペニアの怖さ、そして「動けるカラダづくり」がなぜ今必要なのかを、専門的視点と実際の患者様の声を交えて解説します。
—
■ サルコペニアとは何か?
サルコペニアとは、
「加齢により筋肉量と筋力が低下していく状態」
を指します。
しかし、ただの“筋力低下”と侮ってはいけません。
放置すると──
立ち上がりが重くなる
歩くスピードが遅くなる
姿勢が保てず体が丸くなる
腰痛・股関節痛・膝痛が慢性化
転倒しやすくなる
ちょっとの段差でつまずく
疲れやすく動きたくなくなる
結果としてさらに筋肉が落ちる悪循環に
つまりサルコペニアは
「日常生活の質を大幅に落とす病態」
なのです。
—
■ なぜサルコペニアは気づきにくいのか?
多くの方は次のような誤解をしています。
✕ 「体重が変わらないから大丈夫」
→ 体重が変わらなくても、筋肉が落ちて脂肪が増えている人は非常に多いです。
✕ 「痛みがないから問題ない」
→ 初期のサルコペニアは痛みが出ません。
しかし筋肉が落ちることで関節に負担がかかり、
数年後に腰痛や膝痛として表面化します。
✕ 「動いているつもりだから安心」
→ 日常動作(仕事や家事)は、筋肉を増やすには不十分。
むしろ、同じ動作を繰り返すことで姿勢が固まり、痛みに繋がりやすいことも。
—
■ サルコペニアを放置すると起こる恐ろしい未来
① 慢性腰痛・背中の張り
筋肉が弱ると骨盤を支えられず、姿勢が崩れ、腰椎に負担がかかります。
当院でも、立ち仕事・デスクワークのどちらもサルコペニア初期の方が多く見られます。
② 転倒・骨折のリスク増加
太ももの筋力(大腿四頭筋)が落ちると、段差でつまずきやすくなります。
特に60代以降では、
“転倒→骨折→筋力低下→寝たきり”
の連鎖に非常に注意が必要です。
③ 慢性的な疲れ・集中力低下
運動量が落ちることで血流が悪くなり、疲労が抜けず「何をしてもだるい」状態に。
—
■ サルコペニアを予防するカギは「動けるカラダづくり」
サルコペニア予防・改善に必要なのは、
ただ筋肉を鍛えるだけではありません。
当院が提唱するのは
✔ 正しく動ける体を作る
というアプローチ。
筋肉をつける前に
姿勢の歪みを整える
関節の可動域を改善する
硬くなった筋膜をゆるめる
正しい体の使い方を覚える
これらを行わないと、頑張って運動しても痛みが出たり、逆に悪化することも。
当院では施術と運動指導を組み合わせ、
「痛みを改善しながら動ける体」=“再発しにくい体”
を作っていきます。
—
■ 当院独自のサルコペニア改善アプローチ
1. ゆがみの評価(骨盤・背骨・肩・股関節)
2. 筋膜の硬さを細かくチェック
3. 関節可動域の改善(肩甲骨・股関節・足部)
4. 体幹・インナーマッスルの活性化
5. 生活動作のクセ改善指導
6. ご自宅でできる1分エクササイズ
施術 × 動きの再教育 を組み合わせることで、
痛みの改善だけでなく、筋肉がつきやすい状態を作ります。
—
■ 患者様の声(60代女性・デスクワーク)
> 「つまずかなくなり、階段が楽に。もっと早く来ればよかった。」
私は60代ですが、ここ数年で急に歩くスピードが落ち、階段を上るときに手すりが欠かせない状態でした。
仕事がデスクワーク中心で「運動不足だな」と思いながらも、どこから始めればいいかわからず…。
からだラボ整体院さんに相談したところ、サルコペニアの初期と言われショックでした。
でも、施術を受けるたびに体が軽くなり、先生に教わった動作改善だけで立ち上がりがスッとできるようになり、驚いています。
今では階段の上り下りが楽になり、つまずくこともなくなりました。
「筋トレが苦手な私でも続けられる方法」を教えてくれたのが本当にありがたいです。
これからも“動けるカラダづくり”を続けていきたいと思います!
—
■ 今こそ始めるべき理由
サルコペニアは 40代から始まり、50代で加速し、60代で顕著に現れます。
だからこそ──
「気づいた今が一番若い」
のです。
筋肉は年齢に関係なく、
適切な刺激を与えれば何歳でも回復します。
あなたの体はまだまだ変わります。
そして、サルコペニアを予防できれば
10年後・20年後の生活の質が大きく変わります。
—
■ まとめ
サルコペニアは筋肉量と筋力が落ちる怖い状態
放置すると痛み・転倒・慢性疲労・寝たきりのリスク
姿勢の歪みや柔軟性の低下が “隠れサルコペニア” を進行させる
改善には「動けるカラダづくり」が必須
正しい評価と施術+体の使い方の指導が必要
何歳からでも改善は可能
—
📍 からだラボ整体院NAGASAKI
長崎市築町5-17 磯部ビル2F
📞 095-895-8864
🌐 公式HP
📅 WEB予約
コメント