はじめに
筋トレ女子・フィットネス女子の増加に伴い、「腰痛」や「肩の不調」だけでなく、股関節の痛みや詰まり感、強張りに悩む方が増えています。特にスクワット・デッドリフト・ランジなど下半身を使うトレーニングを頻繁に行う方に多く見られ、放置すると可動域制限やフォーム崩れにつながり、膝や腰へ二次的な負担を与えてしまいます。
今回は、当院にご来院された「女性トレーニー(40代・週4回ジム通い)」の症例を基に、股関節の不調の原因と改善方法、セルフケアのコツをご紹介します。
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📌 インタビュー形式:患者様との対話
(※プライバシー保護のため一部脚色しています)
施術者(院長):
「今日はどんなお悩みで来られましたか?」
患者様(40代女性・トレーニー):
「スクワットをすると右の股関節が詰まるような感じがして、深くしゃがめないんです。特に90度を超えたあたりで痛みと硬さが出て、トレーニングが楽しめなくなってきました。最近はランジでも違和感が強いです。」
施術者:
「それはつらいですね…。痛みはトレーニング中だけですか?」
患者様:
「普段の生活でも、車の乗り降りや靴下を履くときに股関節が硬くて、なんとなく詰まった感じがします。」
施術者:
「ではトレーニングだけでなく、日常生活でも股関節の動きが制限されているんですね。股関節周囲の筋肉(腸腰筋・臀筋群・大腿筋膜張筋など)が硬くなっていて、骨盤や腰にも影響している可能性があります。」
患者様:
「やっぱり筋トレのやり過ぎなんでしょうか?」
施術者:
「トレーニングの強度も関係しますが、一番はフォームの崩れや可動域不足のまま高負荷をかけることです。トレーニングは素晴らしいことですが、身体がうまく使えていないと股関節の詰まりや痛みに繋がります。」
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✅ 股関節の不調セルフチェックリスト
あなたも当てはまりませんか?
[ ] スクワットを深くしゃがむと股関節の前側が詰まる
[ ] ランジで股関節に違和感が出る
[ ] 開脚やストレッチで股関節の可動域が狭いと感じる
[ ] 車の乗り降りで股関節が硬く感じる
[ ] 長時間座ったあとに立ち上がると股関節が重たい
[ ] 腰痛や膝痛も併発している
[ ] トレーニングをしても筋肉の張り感ばかりで伸びない
1つでも当てはまれば、股関節周囲の柔軟性や関節の動きに制限が出ているサインです。
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💡 股関節の痛み・詰まり感の原因
1. 筋肉のアンバランス
大腿四頭筋や腸腰筋が硬すぎる
臀筋群がうまく使えていない
2. 骨盤の歪み
反り腰や骨盤の前傾により股関節が前方に詰まりやすい
3. 可動域不足
股関節の内旋・外旋が硬いことでスクワットやランジがスムーズにできない
4. フォームの崩れ
膝が内側に入る、腰が丸まるなど、誤ったフォームでのトレーニング
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🗣️ 患者様の声
「今まで“筋肉を鍛えればすべて解決する”と思っていましたが、実際は関節の動きが悪いまま筋トレをしていたので、股関節に詰まりが出ていました。施術を受けて初めて“可動域が広がる感覚”を知り、スクワットの深さが全然違いました。今はケガの不安がなく、トレーニングが楽しく続けられています!」
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🏋️♀️ トレーニーのためのセルフケア
筋トレ女子が実践すべき簡単セルフケアをご紹介します。
① 股関節前側ストレッチ(腸腰筋伸ばし)
片膝を床につき、反対の脚を前に出す
骨盤を前に押し出し、股関節前面を伸ばす
30秒キープ×左右2セット
② 臀筋リリース(テニスボール)
テニスボールをお尻の下に置き、体重をかける
お尻の外側・真ん中をじっくりほぐす
③ 股関節内旋運動
仰向けで膝を立てる
膝を内側に倒す運動を10回×3セット
股関節の柔軟性を高める
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📌 まとめ
筋トレ女子にとって、股関節の詰まりや痛みは「仕方ないもの」ではなく、改善できるサインです。
フォームを整え、関節の可動域を広げることで、より安全に・効果的にトレーニングを続けることができます。
股関節の不調でトレーニングが思うようにできない方は、ぜひ一度からだラボ整体院NAGASAKIへご相談ください。
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📍 からだラボ整体院NAGASAKI
長崎市築町5-17 磯部ビル2F
📞 095-895-8864
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