【スト鍼治療 長崎市 整体】**咳のしすぎで首・肩・背中・腹部・胸部がこわばる理由 ──長引く咳が「全身の不調」をつくるメカニズムと整体での改善方法──**

風邪・アレルギー・副鼻腔炎・気管支炎などで咳が続くと、

「首が痛い」「肩がガチガチ」「背中がつる」「胸が苦しい」「お腹まで痛い」

といった症状に悩まされる方が非常に多く来院されます。

 

からだラボ整体院NAGASAKIでも、

「咳を我慢できず数日続いたら、全身が固まったように痛みが出た」

というケースは珍しくありません。

 

なぜ“咳”という一つの動作で、これほど広範囲の筋肉が固まり、痛みが出てしまうのか?

本記事では、体に何が起きているのか、どんなケアで改善できるのかを専門的に詳しく解説します。

 

 

 

◆ 咳のしすぎで体がこわばるメカニズム

 

咳は「肺に入った異物を外へ出す」ための防御反応ですが、

その一瞬に 腹圧が数倍に跳ね上がり、全身の筋肉が急収縮 します。

 

咳が続くことで、以下のような負担が積み重なります。

 

 

 

【1】首:咳の振動で深部筋まで疲労

 

咳をすると頸椎は上下に微細な振動を受けます。

特に固まりやすいのは…

 

胸鎖乳突筋(首の横)

 

斜角筋(呼吸補助筋)

 

後頭下筋群(頭痛の原因)

 

 

咳が増えるほど、これらの筋が常に“踏ん張り状態”になり、

首が回しづらい・寝違えのような痛みが出ることがあります。

 

 

 

【2】肩:呼吸補助筋が過緊張

 

咳が続くと 肩で呼吸するクセ が強くなり、

肩上部の筋肉(僧帽筋上部・肩甲挙筋)が休まず働きます。

 

その結果…

 

肩がこる

 

肩甲骨が動かない

 

背中まで張り付くような痛み

 

 

につながります。

 

 

 

【3】背中:呼吸のたびに引き伸ばされて疲労

 

背中には、呼吸を支える大きな筋肉が多くあります。

 

広背筋

 

脊柱起立筋

 

肋間筋

 

 

咳の瞬間に、これらが強く収縮し、

その後は呼吸のたびに引き伸ばされる「反復疲労」が起こります。

 

特に背中中央~肩甲骨まわりに

“鉄板のようなこわばり” が出やすくなります。

 

 

 

【4】腹部:腹圧が繰り返し高まり筋肉痛に

 

咳の瞬間に腹筋は“瞬発的な強収縮”をします。

 

何度も繰り返すことで…

 

みぞおちのつかえ

 

お腹の張り

 

くしゃみ・咳のたびに腹部が痛む

 

 

といった症状が現れます。

 

特に

腹直筋・外腹斜筋・横隔膜

が疲労して固まりやすく、姿勢の崩れにもつながります。

 

 

 

【5】胸部:肋骨・筋膜のこわばりで呼吸が浅くなる

 

咳は胸郭(肋骨)の動きを制限します。

 

肋間筋の緊張

 

胸の筋膜のねじれ

 

大胸筋・小胸筋の短縮

 

 

これらが起きると胸が広がらなくなり、

慢性的な息苦しさ・胸の痛みにつながります。

 

 

 

【6】自律神経の乱れも発生

 

痛み・こわばりが長引けば、呼吸が浅くなることで

交感神経が過剰に働き、リラックスできない状態 に。

 

寝付きが悪い・夜中の咳が増えるなど、

悪循環に陥るケースも少なくありません。

 

 

 

◆ 咳の後遺症が“長引きやすい人”の特徴

 

次の特徴があると、咳が治っても筋肉のこわばりが続きやすくなります。

 

呼吸が浅い(胸式呼吸が強い)

 

姿勢の乱れ(猫背・巻き肩)

 

デスクワークが多い

 

横隔膜が硬い

 

ストレートネック

 

肩甲骨が固い

 

 

これらは、からだラボ整体院NAGASAKIでも多く見られる特徴であり、

施術により改善することで「咳後の体のこわばり」が大きく軽減します。

 

 

 

◆ からだラボ整体院NAGASAKIでのアプローチ

 

当院では、咳のしすぎによる全身のこわばりに対し、

“呼吸の回復 × 姿勢の改善 × 筋膜調整”

を軸に施術を行います。

 

① 横隔膜リリース(深い呼吸を取り戻す)

 

咳で固くなった横隔膜をやさしく緩め、

息の吸いやすさを取り戻します。

 

② 肋骨の可動性改善(胸郭ストレッチ整体)

 

肋骨の動きを改善し、

胸の張り・背中の圧迫感を軽減します。

 

③ 首〜肩・背中の筋膜調整

 

咳で疲労した呼吸補助筋や肩甲骨まわりを

痛みの少ない整体で緩めます。

 

④ 腹部の緊張を取る深層筋アプローチ

 

腹圧の繰り返しで固まった腹部をケアし、

姿勢の安定性を取り戻します。

 

⑤ ストレートネック・猫背の改善

 

咳の後遺症として多い「首の固さ」を根本から整えます。

 

⑥ 自宅での呼吸改善エクササイズ指導

 

負担なく続けられる

“3分の横隔膜ストレッチ”

“肩甲骨の可動域回復エクササイズ”

などを個別にご案内します。

 

 

 

◆ そのまま放置するとどうなる?

 

咳のしすぎによる体のこわばりを放置すると…

 

頭痛・肩こりの慢性化

 

背中の痛みで眠れない

 

呼吸が浅くなり疲れやすい

 

猫背や巻き肩が進行

 

自律神経の乱れ

 

再発しやすい呼吸トラブル

 

 

など問題が長期化することも珍しくありません。

 

「咳は治まったのに、体だけずっと重い…」

という方は、早めのケアが非常に大切です。

 

 

 

◆ 咳が続いた後の体のこわばりは回復できます

 

からだラボ整体院NAGASAKIでは、

咳後の首・肩・背中・腹部・胸部のこわばりに対する施術ケースが多く、

ほとんどの方が数回の施術で体が軽くなっています。

 

咳の後から首が回らない

 

肩・背中がずっと痛い

 

寝返りがつらい

 

胸やみぞおちが張る

 

呼吸が浅い

 

咳が出るとまた痛みが戻る

 

 

などのお悩みがある方は、

お気軽にご相談ください。

 

 

 

◆ まとめ

 

咳は全身の筋肉に大きな負担をかける

 

首・肩・背中・胸・腹部の広い範囲が固まる

 

横隔膜と肋骨が固まることで呼吸が浅くなる

 

姿勢の崩れ・自律神経の乱れにもつながる

 

整体での筋膜調整・胸郭の可動域改善が非常に有効

 

 

咳のしすぎによる体のこわばりは、適切なケアでしっかり改善できます。

「痛みを我慢しながら日常を過ごす」必要はありません。

 

 

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