「朝起きたときから首が重い」
「時間が経つにつれて右首から肩がつらくなる」
「昼前になると首が回らない」
このような 右首〜僧帽筋上部の違和感 を訴えて来院される方は、決して少なくありません。
特に、
起床直後より
午前中〜正午にかけて悪化
首の可動域が徐々に狭くなる
という経過をたどるケースには、はっきりとした共通点があります。
今回は、
右側の首・僧帽筋上部に違和感があり、
起床後から正午にかけて症状が強くなり、
首の可動域減少を伴っていたケースをもとに、
その原因と改善の考え方を解説します。
—
■ 症状の特徴
右首から肩(僧帽筋上部)にかけての違和感
起床時から症状あり
午前中にかけて徐々に悪化
正午前後が一番つらい
首の回旋・側屈の可動域が減少
痛みというより、
張り感
重だるさ
引っ張られる感じ
を訴えられることが多いのが特徴です。
—
■ なぜ「朝より昼のほうが悪化」するのか?
一般的には、
「朝が一番つらくて、動くと楽になる」
というイメージを持たれがちですが、
首・肩のトラブルでは 逆のパターン もよく見られます。
その理由は、
起床後の姿勢と使い方 にあります。
—
■ 起床後〜正午に悪化する首の違和感の主な原因
● ① 僧帽筋上部が「姿勢保持筋」として酷使されている
起床後すぐに、
スマホを見る
デスクワーク
車の運転
下を向いた作業
が始まると、
僧帽筋上部は 頭を支えるために働き続けます。
特に右利きの方は、
マウス操作
文字を書く
片側荷重
により、右の僧帽筋上部が常に緊張 しやすくなります。
—
● ② 首の深層筋が働かず、表層筋が代償している
本来、首は
深層筋(インナーマッスル)
が頭を支え、
表層筋(僧帽筋など)
は補助的に働きます。
しかし、
猫背
ストレートネック
頭部前方位
があると、
深層筋が働かず、僧帽筋上部が 過剰に頑張る状態 になります。
その結果、
時間が経つほど
→ 筋疲労
→ 血流低下
→ 違和感・可動域低下
という流れが起こります。
—
● ③ 寝ている間に回復しきれていない
睡眠中の姿勢
枕の高さ
寝返りの少なさ
これらが影響し、
首・肩の筋肉が 完全に回復しないまま朝を迎える と、
日中の負荷で一気に症状が表に出ます。
—
■ 首の可動域が減少するメカニズム
右首の僧帽筋上部が緊張すると、
右回旋
左側屈
上を向く動作
が制限されやすくなります。
筋肉が硬い状態では、
関節がスムーズに動かない
無意識に避ける動きが増える
さらに使わなくなる
という悪循環が生まれ、
可動域がどんどん狭くなる のです。
—
■ 施術の考え方:僧帽筋だけを揉まない
このタイプの首の違和感では、
❌ 僧帽筋を強く揉む
❌ 首をボキボキ鳴らす
といった対処では、
一時的に楽になっても すぐ戻る ことが多くなります。
当院で重視するポイント
首の深層筋の働きを取り戻す
肩甲骨の可動性改善
胸郭・肋骨の動き改善
姿勢バランスの調整
僧帽筋上部が「頑張らなくていい状態」を作ることが重要です。
—
■ 施術後の変化(典型例)
首の回旋・側屈がスムーズに
右首の重だるさが軽減
午前中の症状悪化が出にくくなる
姿勢が楽に保てる
「首を触っていないのに楽になった」
と驚かれるケースも多くあります。
—
■ このような方は要注意
デスクワーク中心
スマホ使用時間が長い
午前中に首肩がつらくなる
首を回すと左右差がある
マッサージしてもすぐ戻る
これらに当てはまる場合、
首の問題ではなく“使い方の問題” の可能性が高いです。
—
■ まとめ:右首の違和感は「結果」である
右首・僧帽筋上部の違和感は、
年齢
寝違え
ただの肩こり
で片付けられがちですが、
多くの場合、
姿勢・深層筋・肩甲骨の連動不全
が根本原因です。
症状が出ている場所だけでなく、
「なぜそこが頑張らされているのか」
を見直すことで、
首は驚くほど楽になります。
—
📍 からだラボ整体院NAGASAKI
長崎市築町5-17 磯部ビル2F
📞 095-895-8864
🌐 公式HPはこちら
https://karadalabo-seitai-nagasaki.com
💻 オンライン予約はこちら
https://karadalabo-seitai-nagasaki.com/yoyaku/
コメント