「左肩が上がりにくくなってきた」
「左肩を動かすと、なぜか右の肩甲骨上が痛む」
「ゴルフのスイング後に違和感が残る」
このような悩みは、
50代半ばのゴルファー に非常に多く見られます。
一見すると
「左肩の問題」と思われがちですが、
実際には 右肩甲骨にも負担が集中しているケース が少なくありません。
今回は、
左肩関節の可動域減少+右肩甲骨上部の疼痛
という、少し分かりにくい症状について解説します。
■ 症状の特徴
左肩関節の可動域が明らかに狭い
左肩を挙げる・回すと、右肩甲骨上部に痛み
ゴルフ後や翌日に違和感が増す
肩を動かすのが怖くなってくる
スイング時に力が入りづらい
このタイプの痛みは、
肩そのものが痛い
肩甲骨の奥がズーンとする
といった表現が多く、
「どこが悪いのか分からない」
と悩まれる方が非常に多いです。
■ なぜ“反対側”が痛むのか?
最大のポイントは、
身体は左右バラバラではなく、連動して動いている
という点です。
ゴルフでは、
体幹の回旋
肩甲骨の可動
股関節との連動
が重要になります。
左肩の動きが悪くなると、
その分を 右肩甲骨が代償して動こうとする ため、
右側に負担が集中します。
これを
交差性(クロス)ストレス
と呼びます。
■ 50代半ばで起きやすい理由
この年代になると、
関節包の柔軟性低下
回旋可動域の減少
筋肉の回復力低下
が徐々に進みます。
特に左肩は、
日常動作ではあまり使われない
ゴルフでは重要な役割を担う
というギャップが大きく、
知らないうちに可動域が落ちやすい部位です。
■ ゴルフスイングでの影響
左肩の可動域が減少すると、
トップが浅くなる
フィニッシュが崩れる
無理に振ろうとして右肩甲骨に力が入る
結果として、
左肩を動かす=右肩甲骨が痛む
という状態が作られてしまいます。
これはフォームの問題というより、
身体の土台の問題 です。
■ 痛い所をマッサージしても改善しない理由
右肩甲骨上部が痛むと、
❌ 右側だけを揉む
❌ 湿布や電気で様子を見る
という対処になりがちですが、
これでは根本改善にはなりません。
本当の問題は、
左肩関節の可動域制限
肩甲骨と胸郭の連動不足
体幹回旋の硬さ
にあります。
■ 改善のポイント
当院では、以下を重視します。
左肩関節の可動域回復
肩甲骨と胸郭の動き改善
体幹回旋の左右差調整
ゴルフ動作を想定した可動確認
これにより、
左肩が無理なく動く
右肩甲骨の代償動作が減る
スイング後の違和感が出にくくなる
という変化が期待できます。
■ よくある変化
左肩が引っかからず上がる
右肩甲骨の痛みが軽減
スイング後の疲労感が減少
ゴルフが怖くなくなる
「肩を動かすのが不安」
という状態から抜け出せると、
ゴルフそのものを楽しめるようになります。
■ ゴルファーの方へ
肩のトラブルは、
年齢のせい
使いすぎ
だけではありません。
動かない関節を、他がかばっている
というサインであることがほとんどです。
早めに整えることで、
長くゴルフを楽しむ身体を作ることができます。
■ まとめ
左肩関節の可動域減少と、
右肩甲骨上部の疼痛は、
身体の連動不全が原因で起こるケースが多く見られます。
「痛い場所」ではなく、
「動かない場所」に目を向けることが、
改善への近道です。
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